活字書体をつかう

Blog版『活字書体の花舞台』/『活字書体の夢芝居』/『活字書体の星桟敷』

タイポグラフィに関する賞

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タイポグラフィに関するデザイン賞として、日本タイポグラフィ協会選定の「日本タイポグラフィ年鑑」、東京タイプディレクタークラブ選定の「東京TDC賞」がある。

 

日本タイポグラフィ協会「日本タイポグラフィ年鑑」

日本タイポグラフィ協会は、1964年に結成された日本レタリングデザイナー協会が母体として、広義のタイポグラフィの発展を願って1971年に名称変更した。

 

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『日本タイポグラフィ年鑑2017』より


「日本タイポグラフィ年鑑」は、1969 年に「日本レタリング年鑑」としてスタートした。10カテゴリー(ビジュアル・アイデンティティロゴタイプ・シンボルマーク/タイプデザイン/グラフィック/エディトリアル/パッケージ/インフォグラフィックス/環境・ディスプレイ・サイン/オンスクリーン/研究・実験・自主制作)を設け、会員から選ばれた審査員の厳正な審査により、全応募作品の中から「グランプリ」1点、各部門の「ベストワーク賞」、審査委員個人の視点から選ばれた「審査委員賞」が授与される。

 

東京タイプディレクタークラブ(Tokyo TDC)「東京TDC賞」

東京タイプディレクタークラブは1987年に発足した。国際デザインコンペティションである「東京TDC賞」の主催および「東京TDC年鑑」の出版を毎年行っているほか、デザインに関する研究、デザインフォーラムや、イベント・展覧会の開催、教育事業なども実施している。

「東京TDC賞」は、タイポグラフィを中心とした国際的なデザインコンペティションである。「タイプディレクションという独自の視点でデザインを見ていく」ことが賞の特徴となっているという。TDC賞のほか、ブックデザイン賞/RGB賞/タイプデザイン賞が設けられている。

 

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「日本タイポグラフィ年鑑」や「東京TDC賞」とは別に、活字書体を使ったものに絞った視点の賞があってもいいのではないかということを思いついた。タイプデザインは素材である。ロゴタイプ・シンボルマーク、インフォグラフィックスは、活字書体とは関係ないので含めない。ということで、次の8部門にまとめた。

エディトリアル(本文)部門

エディトリアル(装丁)部門

エディトリアル(マガジン、ムック)部門

グラフィック部門

広告部門

パッケージ部門

ウェブ・映像部門

環境・ディスプレイ・サイン部門