活字書体をつかう

Blog版『活字書体の花舞台』/『活字書体の夢芝居』/『活字書体の星桟敷』

「Rejoice! 2020」「Rejoice! 2021」刊行のお知らせ

typeKIDS Meetingの活動記録として、『Rejoice! 2020 活版工場・写植工房見学会』『Rejoice! 2021 電算写植とDTPの書体』を刊行いたします。 『Rejoice! 2020 活版工場・写植工房見学会』 2019年4月6日に開催した櫻井印刷所活版工場見学会および10月5日に開…

「Rejoice! 2016」「Rejoice! 2017」刊行のお知らせ

『Rejoice! 2016 漢字書体を読む』と『Rejoice! 2017 和字書体を読む』は、PDFで作成しておりましたが、紙の冊子で欲しいとの要望があり、少部数ですが印刷いたしました。 『Rejoice! 2016 漢字書体を読む』 2014年から2015年にかけて新宿区榎町地域センター…

パッケージ部門 entry No.4–5

…… 「北海道富良野産ゆめぴりか」 熊本にある株式会社九州食糧で販売している「北海道富良野産ゆめぴりか」に「きざはし金陵B」が使用されている。 …… 富良野市場の「スープカレー」「ポークカレー」 富良野地方卸売市場株式会社のレトルト食品、「ゴロッと…

歌い手のはなし7

……… 『Isn’t It Romantic?』(doLuck Jazz、2018年)は、2018年6月初めに前橋市・夢スタジオで録音されたものです。次のアルバムの計画もあったようですが、新録音としてはこれが最後になりました。 「When You Wish Upon A Star」から始まり、同曲の日本語…

歌い手のはなし6

……… 『弘田三枝子・じゃずこれくしょん』(日本コロムビア、2006年)という8枚組のCD-BOXから、2008年に単体として再発売されたのが『My Tapestry』(MSI、2008年)と『MICO JAZZING』(MSI、2008年)です。 『My Tapestry』を聴いた時、ひっくり返りそうに…

歌い手のはなし5

……… 弘田三枝子さんは、あらゆるジャンルの楽曲を貪欲なまでに受け入れ、それに合わせた歌唱法を編み出していきます。そして流行のサウンドも取り入れていきます。 『華麗度 MICO is Kaleidoscope』(MSI、1998年)は、新曲「I STILL LOVE YOU BABY」で始ま…

歌い手のはなし4

……… 40代の弘田三枝子さんは原点回帰とも言えるアルバムを出しています。『MICO IS BACK』(ART MICO、1990年)は、個人レーベル「ART MICO」から限定発売されたものです。弘田三枝子・作曲による「雪色のサンバ」のほかは、1960年代のヒット曲のセルフカバ…

歌い手のはなし3

……… 弘田三枝子さんは30代になって、現在でも名盤と言われている2枚のアルバムを発売しています。『Step Across』(CBSソニー、1978年)と『TOUCH OF BREEZE』(キングレコード、1983年)です。 『Step Across』は、リチャード・デイヴィスをプロデューサー…

歌い手のはなし2

……… 20代の弘田三枝子さんはさらに多彩な活動を繰り広げています。1970年から1977年までに、ポピュラー、ジャズ、リズムアンドブルース、ソウルミュージックなど、ジャンルを超えて、10枚のアルバムがリリースしているほか、ライブ盤も数枚発売されています…

歌い手のはなし1

……… 2020年夏、日本を代表する歌い手が亡くなりました。弘田三枝子さん。多くの方が追悼のコメントを寄せていますが、私のCDコレクションから音楽的な足跡を辿ってみることにします。 あらためて東芝音楽工業(現ユニバーサルミュージック)時代のヒット曲を…

日本語書体三傑について

日本語フォントとしては、「日本語書体八策」の第一期で制作した「龍爪」「金陵」「蛍雪」「銘石」(漢字はAdobe-Japan1-1対応)、第二期で制作した「陳起」「志安」および現在制作している「武英」「方広」(漢字はAdobe-Japan1-3対応)の計8書体(およびそ…

欣喜堂書体をリリックビデオで読む

…… 日本語ウェブフォント提供サービス「FontStream」制作の「動画で見る文字見本」シリーズの中から、欣喜堂書体のリリックビデオを集めたYouTubeの再生リストをつくった。 再生リストとは、お気に入りの動画を集めたファルダのようなものである。自分でアッ…

欣喜堂書体を電子書籍リーダーで読む

…… 2020年夏、kindle paperwhiteを購入した。Kindle版電子書籍はもちろん、欣喜堂図書館のPDFもkindle paperwhiteで読める。今まで持っていた初代のkobo touchとはくらべるまでもない。 kindle版の電子書籍を欣喜堂書体で読む kindleにフォントを追加するの…

欣喜堂の試み

…… 2012年 書肆欣喜堂 欣喜堂では2012年より「書肆欣喜堂」として、オンデマンド印刷で書籍およびブックレットを自家出版している。計画中のもの(★)を含めて、以下の10冊である。 『活字書体の履歴書[青春朱夏編]』 『活字書体の履歴書[白秋玄冬編]』★…

『美しい日本に出会う旅』のタイトル

…… 2017年 「美しい日本に出会う旅」の番組タイトル 『美しい日本に出会う旅』というテレビ番組を観たのは偶然だった。何気なくBS–TBSを観ていたら『美しい日本に出会う旅』が始まったのだ。タイトルが映し出された時、すぐに気づいた。それは「さおとめ金陵…

映像・ウェブ部門 entry No.1–3

…… 2005年 「天童荘」のウェブデザイン 天童温泉「天童荘」のウェブサイトには、2005年から「きざはし金陵M」が使われている。2005年といえば、「きざはし金陵M」が発売された翌年である。 ウェブフォントではないが、当時はほとんどのページのテキストす…

環境・ディスプレイ・サイン部門 entry No.1–3

…… 2014年 魚沼市立伊米ヶ崎小学校創立140周年記念 校歌記念碑 デザイン・写真=杉下城司 新潟県の魚沼市立伊米ヶ崎小学校が、明治7年7月10日に仮開校してから2014年で創立140周年を迎え、10月25日に創立140周年記念式典が開催された。あわせて、創立140周年…

広告部門 entry No.1–4

…… 2005年 菊水酒造の新聞広告 2005年12月17日朝刊に掲載された菊水酒造の「菊水の辛口」の全面広告である。 一口目が、うまい。 飲み終える時も、うまい。 うまいとは、そのすべての時間。 このコピーが「きざはし金陵M」で組まれている。「きざはし金陵M…

グラフィック部門 entry No.1–3

…… 2013年 「国宝興福寺仏頭展」 はじめに出会ったのは、ある展覧会に行ったときに偶然みつけたA4二つ折りのリーフレットだった。美しい銅造仏頭(国宝)とともに、「国宝興福寺仏頭展」という大きな文字が「さきがけ龍爪M」で組まれていた。会期(2013年9…

パッケージ部門 entry No.1–3

…… 2014年 和菓子「草加 葵の倉」の包装 なにか埼玉県らしい手みやげで、日持ちのよいものはないだろうかと池袋東武百貨店で物色していたところ、1階で「草加葵の倉」という和菓子店をみつけた。草加せんべいなら埼玉県らしいし、もちろん日持ちもいい。しか…

装丁部門 entry No.1–3

…… 2009年 『【改訂版】書道技法講座』全20巻 二玄社の『書道技法講座』は、独習者のための本格的な技法講座である。初版〈全50冊〉は1971年から刊行された。さらに新装版〈全50冊〉として1987年に刊行されている。 書を学ぶ者にとって、とても定評あるロン…

画集・図録・ムック部門 entry No.1–3

…… 2014年 『池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福』 デザイン=美柑和俊+田中未来(MIKAN–DESIGN) ある本を買うために書店に行った。楽しみにして手にとったが、立ち読みしたらちょっとがっかりした。その本をそっと置いて静かに立ち去ろうとしたとき、近くにあ…

書籍本文部門 entry No.8–10

…… 2007年 『DDD1』 フォントディレクション=紺野慎一 『DDD』(Decoration Disorder Disconnection)は、奈須きのこの伝奇小説である。講談社の文芸雑誌『ファウスト』Vol.3(2004年7月発売)より不定期で連載された。その第一作が『DDD1』(那須きのこ著…

書籍本文部門 entry No.5–7

…… 2008年 『建築』 ブックデザイン=白井敬尚形成事務所 武蔵野美術大学80周年記念出版として刊行された『建築』(板垣鷹穂著、武蔵野美術大学出版局、2008年)は443ページに及ぶ大冊である。 もともとは1937年(昭和12年)から1942年(昭和17年)にかけて…

書籍本文部門 entry No.1–4

…… 2009年 『ピラニア〜雨の街、俺たちの絆〜』 ブックデザイン=川名潤 活字書体を設計しているものとして、書籍の本文に使われるのはとてもうれしいことだ。というのは近代明朝体以外の書体が本文に使われることは稀なことだからである。 書籍の本文は、印…

タイポグラフィに関する賞

…… タイポグラフィに関するデザイン賞として、日本タイポグラフィ協会選定の「日本タイポグラフィ年鑑」、東京タイプディレクタークラブ選定の「東京TDC賞」がある。 日本タイポグラフィ協会「日本タイポグラフィ年鑑」 日本タイポグラフィ協会は、1964年に…

『一握の砂』を「KOみなもと方広BK」で読む

『一握の砂』 石川啄木著、1910年(明治43年) 『一握の砂』 本文書体:KOみなもと方広BK(開発中) 石川啄木は日本の詩人、歌人、評論家。本名は一(はじめ)。岩手県の僧家に生まれる。与謝野鉄幹の知遇を得、詩人としてデビューした。大逆事件を契機…

『曾根崎心中』を「KOひさなが志安M」で読む

『曾根崎心中』 近松門左衛門著、1703年(元禄16年) 『曾根崎心中』 本文書体:KOひさなが志安M 近松門左衛門(1653―1725)は、江戸時代前期・中期の浄瑠璃・歌舞伎作者である。本名は杉森信盛。浄瑠璃で竹本義太夫と、歌舞伎で坂田藤十郎と協力し、数々…

『寒山拾得』を「KOこみなみ陳起M」で読む

『寒山拾得』 森鷗外著、1916年(大正5年) 『寒山拾得』 本文書体:KOこみなみ陳起M 森鷗外(1862―1922)は、日本の明治・大正期の小説家、評論家、翻訳家、陸軍軍医(軍医総監)、官僚(高等官一等)である。本名林太郎。 『寒山拾得』は森鴎外の短編小…

『学問のすすめ』を「KOしおり蛍雪M」で読む

『学問のすすめ』 福沢諭吉著、1872年(明治5年)―1876年(明治9年) 『学問のすすめ』 本文書体:KOしおり蛍雪M 福沢諭吉(1835―1901)は、蘭学者、著述家、啓蒙思想家、教育者で、慶應義塾の創設者である。 『学問のすすめ』は、初編から17編までシリー…