活字書体をつかう

Blog版『活字書体の花舞台』/『活字書体の夢芝居』/『活字書体の星桟敷』

岡山城天守閣の展示ディスプレイ

 

岡山城天守閣が昨年11月にリニューアル・オープンしたというので行ってみた。創建は1597年と言われているが、太平洋戦争で焼失したため、現在の天守閣は1966(昭和41)年に鉄筋コンクリート造で再建したものだ。

外壁が黒塗りの下見板で覆われているので、「烏城」という別名がある。また、築城時には主要な建物に金箔瓦が用いられていたということがわかり、「金烏城」とも呼ばれている。

内部の展示は、歴史学者磯田道史氏の監修で刷新されている。その展示の見出しに「きざはし金陵」が使われているのだ(岡山城ウェブサイトにも使われている)。

まず出入り口のあるB1Fには、精密な岡山城本丸模型を中心に、岡山城の魅力を感じることのできるような展示がされている。ここは写真撮影OKのフロアだ。

エレベーターと階段で最上階(6F)まで上がって、そこから順番に見学することにする。最上階からは後楽園を上から臨み、5F「今につながる城下町」で宇喜多直家池田光政まちづくりを中心に城下町の変遷をたどる。

4F「岡山、戦国の表舞台へ」では宇喜多家(直家と秀家)の物語、3F「それぞれの関ヶ原」では宇喜多、小早川、池田それぞれを取り上げる。2Fの「江戸時代の岡山」ということで池田家(光政と綱政)の物語となる。

1Fは「体感戦国絵巻」という体験・記念撮影コーナーがあり、貸切のイベントなどにも利用できるという。