活字書体をつかう

Blog版『活字書体の花舞台』/『活字書体の夢芝居』/『活字書体の星桟敷』

琴棋洞日暦[郷愁編]

ぼくのつくったZINEの話

最近、ZINEというのが話題になっているようですね。『日本のZINEについて知っていることすべて』(ばるぼら×野中モモ、誠文堂新光社、2017年)の個人的な「番外編」として、ぼくのつくったZINEについてまとめてみます。1971年のジン(高校時代) 謄写版印刷1…

マンガはノートに鉛筆で

NHK「半分、青い。」の楡野鈴愛と同じで、ぼくもマンガをノートに鉛筆で描いていた。 この『ぼくらの入門百科 マンガのかきかた』(冒険王編集部編、秋田書店、1962年)を教科書にして、模造紙をカットして黒インクで描きはじめた。近くの文房具屋にはケント…

閑谷学校雑感

高校3年(1972年)の秋、クラスメートと閑谷を訪れた時の写真です。向かって右が閑谷神社、左が聖廟です。和気閑谷高校として統合されたのちも、この閑谷の地は教育の伝統が息づいています。 江戸時代に建てられた旧閑谷学校の講堂(国宝)では史跡見学のほ…

「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」、世界文化遺産登録決定!

宗像市(当時は宗像郡玄海町)で大学1、2年の2年間を過ごし、成人式は宗像大社だったという縁があるということもあり、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が世界文化遺産に登録することが決定されたというニュースを喜ばしく思う。九州産業大学宗像…

高校の新聞

新聞の題字を集めているひとがいるので、なにかないかと探してみたところ、こんなのが見つかった。出身高校の新聞部が出していた高校新聞で、昭和42年のもの。私が入学したときには新聞部は休部状態だった。 ついでながら、中学校の新聞も。※題字のデザイン…

母の本箱

年末年始は路線バスも運休、土日はもともと本数が少ないので、行きたいと思っていた飯岡には行けなかった。8月は平日も土日と同じ便だけになってしまうので行けない……。母の本箱を覗いてみた。吉川英治の本が多い。たぶん10代のころ読んでいたのだろう。

タイプオフセット

高校時代に、タイプオフセットで印刷したもの。謄写版からタイプ孔版へ、そしてタイプオフセットをめざしていた。グループ活動の最初の「手帖」だけタイプオフセットで印刷していた。 タイプ活字は、亜鉛(主成分)とアルミニウム、銅の合金だそうだ。

石井ファンテール

もちろん石井茂吉先生に面識はないけれど、直筆の原字を見たことがあります。それは石井ファンテールという書体で、太ゴシック体の原版の青焼きの上に描かれていました。サイズは20mm弱角で、ちょっと見ただけですが、まさに神業という感じでした。写研の名…

L特急「つばめ」

むかしの資料を整理していて出てきた。1974年7月13日は「つばめ」に乗ってるね。博多から2,580円だ。でも、どうして切符が残ってるんだろう。

「正調ふるさと節」って……。

1970年ごろ、岡山操山高校の同級生が「桃太郎合唱団」というフォーク・グループを結成して、「新幹線ができたら岡山へ……」というオリジナル・ソングを歌っていた。それがラジオかなにかで広まったのか、友人のコピーをとおして私の耳にも入ってきた。1番は…

タイプ孔版

「自画像」の1973年冬号は、タイプ孔版でつくりました。タイプライターで印字する謄写版印刷です。1973年秋号は手書きの謄写版印刷だったので、タイプ孔版でも感動したものでした。これがタイプオフセット印刷にするのが次の夢となったでした。

普通紙コピー

手書きしたものを普通紙コピー。1973年ごろには、「ゼロックスする」と言っていました。この手書き文字も拾っておくことにしましょう。

「1973年のパスボール」

学生時代に書いたレタリング。「自画像」と「企画」の書体を拾いにいこうかと思ったのでした。ほかの字種もみつかるかもしれません。

なつかしのフロッピーディスク

フロッピーディスクなんてもう使い道がないのだけど、社名ロゴ入りなので記念に残しています。

[文字の青春]3 写真植字との出会い

●手動写真植字機 手動写真植字機も大学に二台設置されていた。株式会社モリサワ製だった。ただ写植の実習はなく、ぼくはさわったことがあるといった程度の記憶しかない。もちろん自由に使うことができたので、個人的にこれを使っている学生も多かったと記憶…

[文字の青春]2 活字へのあこがれ

●印刷実習 あこがれの金属活字は、大学での名刺制作の実習(1975年)で体験した。二号明朝体活字と5号明朝体活字しかなく、おもいどおりにはならなかった。名前と住所と電話番号ぐらいの文選をするのに、かなりの時間をついやした。●大西商店印刷部 大学時代…

[文字の青春]1 謄写版から始まった

●高校生のとき、謄写版印刷機を購入!小遣いをはたいて簡易卓上印刷器である謄写版印刷機を購入した。これを個人で持っているひとはいなかった。ヤスリの上に原紙をおいて、鉄筆で文字を書くことからはじまる。鉄筆は謄写版印刷機用の文字を製版するための道…

正富汪洋『世界の民衆に』(新潮社、1925年)より

出身高校の「校歌」をきにいっています。山田耕筰の作曲で、まるで歌曲のようです。同音がならび、どこで息つぎをどこでしてよいのかわからず、生徒にとってはまことに歌いにくい旋律ですが、そこがたまりません。 作詩は正富汪洋。汪洋は当時の詩壇の頂点に…

パンフレットをPDFにした。

地味に琴棋洞のウェブページを更新。「ボカッシイ」や「いまりゅう」のパンフレットをPDFにした。「今宋」もフライヤーや広告を寄せ集めてパンフレットにでっち上げた。公開するかどうか悩み中。→公開した。

もう一度、制作工程

活字書体のフィルム原字については以前にも書いたが、 その前後の工程についてTwitterでも書いたので、 追加してまとめておこう。 1.メーキャップ(紙原字の例) 下書きしたものを原字用紙にトレースする。 2.墨入れ・仕上げ(フィルム原字の例) 3.セ…

文字のある思い出写真館 中国

今週は中国語会話の教室がないので なんだか気楽な1週間だった。 新しい複合機が届いたけど、 いままでのが退いてくれないと入れられない…。 … 文字のある思い出写真館 西安碑林、1991年

文字のある思い出写真館 イギリス

レーザー複合機の回収を依頼。 リサイクルの費用がかかるが仕方ない。 インクジェット複合機とプリンター台も注文した。 あとは待つだけ。来週中には入れ替えられるだろう。 … 文字のある思い出写真館 レディング大学にて、1990年

書体制作の現場(1980年代)

1980年代の書体制作の現場。 ディスク・カメラでの撮影で、左にいる人物をカットしたものなので…。昼休みだから、人が少ない。

[通信教育]5 カリグラフィー講座

そういえばこんなこともやりかけた。テキストだけは捨てないでいる。

こんな冊子を作っていた

1986年‐1996年に作っていた「REJOICE!]。04はボカッシイ、06はいまりゅう、08は今宋の組み見本でもある。まだ少し残っているので、ほしい人がいれば…。 REJOICE! 04 1989 REJOICE! 06 1991 REJOICE! 08 1994

ペナント

なぜか手元にあった高校のペナント。ブラスバンド部で作ったグッズだろう。

[通信教育]4 篆刻入門講座

書道よりこちらのほうが書体設計に近いかもしれないと思った昭和のおわり、平成のはじめ。

[通信教育]3 ペン習字教育講座

5月も半ばを過ぎたというのに、とても寒い1日。 ペン習字もやったなあと。

[通信教育]2 書道基礎科講座・専攻科講座

活字書体設計をするために、どうしても書道をやらなければならないということではない。ただ、やっておいて無駄にはならない…と思って、通信教育で、基礎科につづいて専攻科も受講し修了した昭和のおわり。

[通信教育]1 レタリング専科

6級というのは最低ランク! 14歳の秋。