活字書体をつかう

Blog版『活字書体の花舞台』/『活字書体の夢芝居』/『活字書体の星桟敷』

書字、レタリングと活字書体とのいい関係

任意の文章を手書きするのは、毛筆だろうが木枝で書こうが、縦書きだろうが横書きだろうが、その段階では書字であって、フォントでもタイポグラフィでもありません。
任意の文章だけをデザインするのは、5文字だろうが何万字だろうが、タイトル文字だろうが看板だろうが、その段階ではレタリングであって、フォントでもタイポグラフィでもありません。
将来的に、タイプ(活字)となり、フォント化され、それを用いて活字組版されたときに、はじめてタイポグラフィだということができます。
欣喜堂の書体は、参考にしたものが書字やレタリング(碑刻や木版を含む)であっても、活字書体として再生しているので、すべて「活字書体」です。