活字書体をつかう

Blog版『活字書体の花舞台』/『活字書体の夢芝居』/『活字書体の星桟敷』

『日本橋』を「KOさおとめ金陵M」で読む

日本橋』 泉鏡花著、1914年(大正3年

 

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日本橋

本文書体:KOさおとめ金陵M

 

泉鏡花(1873­―1939)は、明治後期から昭和初期にかけて活躍した日本の小説家である。本名、鏡太郎。尾崎紅葉に師事した。

日本橋』は、花柳界を舞台にした長編小説である。誠実に生きる芸者清葉と奔放な芸者お孝、葛木晉三という医学士、通称赤熊なる怪人物­­――これらの人物が織りなす四角関係の物語である。