衣・裳のはなし8
高校時代の体操服はワインレッドだった。ブルー、グリーン、ワインレッドのローテーションで、学年ごとに色違いになるように決められていたのだ。柔道の国際大会で、ブルーの柔道着が登場したときには違和感を覚えたが、観戦するのにはわかりやすくなったと思えてきた。サッカーなど、両方のチームが入り交じって戦う競技はユニフォームの色がはっきり違ってほしい。
ユニフォームは、それぞれの競技に適したものになっている。特にスピードを競うものはユニフォームによって差が出てくるので、いろいろな研究が進んでいる。陸上女子(短距離)のユニフォームにセパレート型が多いのは、バスト下の空気抵抗を少なくするためだそうだ。