活字書体をつかう

Blog版『活字書体の花舞台』/『活字書体の夢芝居』/『活字書体の星桟敷』

空気のはなし3

空気は味覚では感じないが、そのかわりに肌触りとか臭いで感じることになる。湿度や温度も影響するのかもしれない。昼間より早朝の方が清々しく感じる。都会の真ん中の空気よりも、山の中の空気の方が心地よい感じがする。
 私の実家は山あいの静かな集落にある。空気のいいところだと自慢したいところだが、残念ながらそうではない。酪農を営んでいる農家があって周囲を牛舎に囲まれている。そのためにかなり臭いがきついのだ。無風のときはまだしも、少しでも風が吹くとたまらなくなる。ずっとそこに住んでいると気にならないが、たまに来た人には驚かれてしまう。