活字書体をつかう

Blog版『活字書体の花舞台』/『活字書体の夢芝居』/『活字書体の星桟敷』

うまくやってよ

最近ときどきフォント使用許諾に関する問い合わせがある。

ひとつは、文字の変形・加工に関するものだ。
つまり、画線の太さ・長さの変更、先端処理の変更、フィルタの適用、
あるいは、文字の一部の使用、変形、組み替えなど…だ。

これらについては、いままでの慣行として従来より認めていることだが
あらためて○か×かを問いつめられたくはない。
やるなら、うまくやってよ…というところだ。
とんでもない、みじめな加工もあるからだ。

青春の門(第一部)筑豊篇(講談社文庫)

青春の門(第一部)筑豊篇(講談社文庫)

もうひとつは企業、ブランド、サービス、商品のロゴへの使用だ。
これもいままでの慣行として禁止されてはいない。
しかしながら、それを使っただけの人の名前でコンペに応募したり、
商標登録したりするのは、あまりいい気持ちではない…。
書体制作者としての心の声である。