活字書体をつかう

Blog版『活字書体の花舞台』/『活字書体の夢芝居』/『活字書体の星桟敷』

[金陵]個性を感じる…ということ

「金陵」という復刻書体について、
「個性を感じる」というコメントがあった。

もちろん、原資料そのままの「再現」ではなく、
現代の活字書体としての適性を考慮した「再生」ではある。
それでも復刻書体なので、むしろ没個性だと思っていた。

できるだけ原資料を忠実に「再生」しようとして
なおかつ、そこに自分の筆跡のようなものが醸し出されているとしたら
それが真の個性なのかもしれない。

それは都合のいい解釈であって、
おそらく現代の他の書体とは異なっている
というぐらいの意味なのかもしれないけど…。