活字書体をつかう

Blog版『活字書体の花舞台』/『活字書体の夢芝居』/『活字書体の星桟敷』

和字書体の分類名称

どういう漢字を書くかを気にすることを、民俗学者柳田国男さんは「どんな字病」と名づけたそうだ。「やまと」を倭、「くまそ」を熊襲、「えみし」を蝦夷と書くのは、それぞれ蔑称なので避けたいところだし、万葉仮名の「夜麻登」(古事記)、「球磨囎唹」(筑前国風土記)、「愛瀰詩」(日本書紀)もピンとこない。ことばの借用でもあるし、ひらがなで書くのがいいようだ。