活字書体をつかう

Blog版『活字書体の花舞台』/『活字書体の夢芝居』/『活字書体の星桟敷』

和字書体三十六景

三十六景といえば、葛飾北斎(1760?‐1849)の浮世絵シリーズ『冨嶽三十六景』(1823年‐1833年)を思い浮かべる方が多いだろう。また『東海道五十三次』で知られる歌川広重(1797‐1858)にも『不二三十六景』(1852年)と『冨士三十六景』(1858年)がある。代表的なふたりの浮世絵師による、わが国を象徴する富士山の景観をえがいた作品から、ちょうど三十六書体ということもあり、「和字書体三十六景」とした。