閑谷学校ゆかりのひと——三木露風
三木露風の短歌について
特別史跡旧閑谷学校と岡山県青少年教育センター閑谷学校の間の道路脇に、閑谷学校ゆかりのひとのパネルがありました。
その中のひとりに、詩人の三木露風がいます。
詩歌集『夏姫』に収められた短歌、
髪洗ふ女神が茲にわすれたる細櫛と見む湖のゆふづき
夕月はほのかにさして青葉若葉山のみづうみ夕となりぬ
この「湖」「みづうみ」は、閑谷学校近くにある大池だと思われます(家永長治郎氏の説による)。現在は大池公園として整備されています。
閑谷学校三代
江戸時代の建物は、特別史跡旧閑谷学校として日本遺産に登録されています。観光だけでなく論語塾などが定期的に開催されています。
明治時代の建物、旧制閑谷中学校本館は有形登録文化財になっていて、現在は閑谷学校資料館になっています。
そして現代は、岡山県青少年教育センター閑谷学校ができています。
それぞれの役割を担って活用されています。