活字書体をつかう

Blog版『活字書体の花舞台』/『活字書体の夢芝居』/『活字書体の星桟敷』

閑谷学校ゆかりのひと——三木露風

三木露風の短歌について

特別史跡閑谷学校岡山県青少年教育センター閑谷学校の間の道路脇に、閑谷学校ゆかりのひとのパネルがありました。

f:id:typeKIDS_diary:20190811105009j:plain

その中のひとりに、詩人の三木露風がいます。

f:id:typeKIDS_diary:20190811105032j:plain

詩歌集『夏姫』に収められた短歌、

  髪洗ふ女神が茲にわすれたる細櫛と見む湖のゆふづき

  夕月はほのかにさして青葉若葉山のみづうみ夕となりぬ

この「湖」「みづうみ」は、閑谷学校近くにある大池だと思われます(家永長治郎氏の説による)。現在は大池公園として整備されています。

f:id:typeKIDS_diary:20190811112317j:plain

 

閑谷学校三代

江戸時代の建物は、特別史跡閑谷学校として日本遺産に登録されています。観光だけでなく論語塾などが定期的に開催されています。

f:id:typeKIDS_diary:20190811092917j:plain

明治時代の建物、旧制閑谷中学校本館は有形登録文化財になっていて、現在は閑谷学校資料館になっています。

f:id:typeKIDS_diary:20190811094501j:plain

そして現代は、岡山県青少年教育センター閑谷学校ができています。

f:id:typeKIDS_diary:20190811102429j:plain

それぞれの役割を担って活用されています。