活字書体をつかう

Blog版『活字書体の花舞台』/『活字書体の夢芝居』/『活字書体の星桟敷』

第16回佐藤敬之輔賞

NPO法人日本タイポグラフィ協会顕彰「第16回佐藤敬之輔賞」受賞!という嬉しい知らせが届きました。これまでの受賞者には、矢作勝美氏、中村征宏氏、杉浦康平氏、森啓氏、向井周太郎氏、浅葉克己氏、勝井三雄氏、石川九楊氏ら、錚々たる名前が並んでいます。身に余る光栄です。
私が活字書体に興味を持つきっかけとなったのは、高校時代に同人誌の編集をはじめたことです。そして大学時代に活版印刷と写植に出会ってタイポグラフィの基礎を学びました。その頃、佐藤敬之輔著『日本のタイポグラフィ』(紀伊国屋書店、1972年)を読んでいたなあ……となつかしく思い出しています。
大学卒業時(1977年)に学長賞、勤続15年目(1992年)で写研賞(≒社長賞)、そして会社設立20周年(2017年)での佐藤敬之輔賞と、人生の節目節目に格別の賞をいただくことになりました。日本のタイポグラフィに関わっているすべての方々に感謝いたします。