活字書体をつかう

Blog版『活字書体の花舞台』/『活字書体の夢芝居』/『活字書体の星桟敷』

衣・裳のはなし3

平成になって、作業服が一新されるという情報が舞い込んできた。どんな作業服になるのか期待していた。が、思ったようなものではなかったのでがっかりしたものである。作業服は作業服なのだから、まったく変わるわけはなかったのだ。まず布地が変わった。色が濃いグレーから薄いグレーに変わった。そしてボタンからチャックになった。そして合服が無くなり、冬服と夏服だけになった。
 女子も同じスタイルだが、ズボンではなくスカートが基本であった。なかにはスカートは嫌だという女子社員もいて、特別に希望すればズボンに変えてもらえたが、その社員にはスカートは支給されなかった。なお、この女子社員の作業服は工場勤務の社員だけで、営業・総務・経理などの女子社員は、まさにOLというような制服だったのである。